筋膜研究の世界的権威Carla Stecco教授によるFascial Manipulation 国際コースに参加

【筋膜研究の世界的権威Carla Stecco教授によるFascial Manipulation国際コースに参加】 

2019年9月7日から合計5日間

内臓機能障害に対する筋膜マニュピレーション(筋膜に対する徒手的治療)の国際コース

に復習参加していました。

普段、当院で担当させていただく方の6-7割が

・胃腸機能障害(便秘・下痢、胃の痛み・重だるさ)

・頭痛

・不眠傾向または不眠症と診断を受けた

というトラブルを抱えている

私にとっては、

今回の内容は非常に重要でした。

その理由は、

「内臓機能障害」を投薬以外の方法で解消させるための

治療方法だったからです。

世界的な筋膜の研究者で整形外科医の
Carla Stecco先生のお考えとしては、
筋膜研究の世界的権威と
内臓の構造を理解し

的確な問診と評価ができるセラピストが

対応することで、

病院で詳細な検査をしても原因がはっきりしない

◉慢性的な便秘や下痢

◉胃痛、胸痛、胸焼け感

◉喉のつかえ

◉炎症反応は終わっているのに続く「せき」

◉ムズムズして夜眠れない…

◉甲状腺機能異常の徴候
(橋本病様の症状: 全身の倦怠感、寒がり、皮膚の乾燥、むくみ、活動性の低下など)

などなどまだまだたくさんありますが、

これらの症状を確実に解消&減少させることが
可能という見解です。

当院でも、このコンセプトにのっとって、
アドバイス、施術をさせていただいており、

-20年来の胃部不快感や下痢便秘が解消した方

-血糖値のコントロールが改善し、肩こり、疲れ、胃の不快感が消失した方

-橋本病の診断を受けた慢性的で重い肩こりを抱えた方の血液データが改善し、ドクターより「ひとまず心配ない」という判断をいただいた方もいらっしゃいます。

メカニズムを簡単に説明することは難しいですが、

内臓を包んでいる膜は、

太ももや肩など体の表面(皮膚)の下層にある筋膜と

連結していることが確認されているため、

●手・足、頭部などに骨折歴・外傷歴がある

硬くなった手・足、頭の筋膜がお腹の筋膜を引っ張る

内臓を包む膜まで牽引が伝わる

内臓機能に不具合が起こる!
(便秘,ホルモン分泌異常など)

●お腹や背部に手術歴がある

硬くなったお腹の筋膜が手・足、頭の筋膜を引っ張る

手・足、頭に痛みが生じる!

●セリアック病やある特定の食物の不耐症により、
腸管に微細で慢性的な炎症が起こる

胃腸全体を包む膜が硬くなる

お腹表面の皮膚や筋膜が硬くなる

「胃のあたり」が痛むようになる!

ことが、起こりえるんです‼️

※筋膜への介入は、この悪循環(代償)を断ち切ることが
可能というわけです!

また、当院では栄養・食事に関するカウンセリング&アドバイスを併用しています。

よく経験するのが、

筋膜へのアプローチだけでは、1-2ヶ月で

症状をぶり返してしまう方が、

カウンセリングにより

健康的な食生活に変え、維持することで、

体の表面の筋膜(浅筋膜)が柔らかくなり、

症状を繰り返しさなくなった

というエピソードがありました。

また、私自身の経験としても、

これまでお腹・鼠径部、スネあたりの表面が硬くなりやすく

いろんな不具合が出ていました…が、

食習慣を変え10kg痩せたことで、

お腹の表面の皮膚・筋膜が柔らかくなりなり、

不具合が出にくくなっていました。

この件について、教授に質問すると、

「研究結果として、明らかになっている訳ではありませんが、私も臨床的にそういうことは経験する。ビーガンの方は不健康な食事をしている方よりも明らかに
体の表面の皮膚等は柔らかい」ということでした。

しっかりとした検証を待つ必要がまだまだありますが、

内臓機能の不具合をもった方への

投薬以外のアプローチは、

1) 体の表面から触れることができる筋膜へのアプローチ
(=施術とヨガのような体操や脳機能正常化のための運動含め)

2) 食生活を健康的なものにし、体の内側から
内臓へ良い反応を起こすアプローチ

の両方が必要だという可能性があります。

来年は、イタリア🇮🇹のPadova大学で

今回お世話になったCarla Stecco教授がコーディネートする ご献体の解剖コースを受講する予定です!

これからも

可能な限り研鑽をして、

不調に悩む方のお役に立てるように精進していきたいと思います!

最後まで長文をお読みいただきありがとうございました。

中本亮二

(写真の掲載は教授ご本人の許可を得て投稿しています)